年末ですね。。。 | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

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2012.12.14

年末ですね。。。

今年も残すところあと2週間ですね~。
2012年は皆様にとってどんな年でしたでしょうか?

振り返るにはまだ早い!という方もいらっしゃるかもしれませんが、
今、振り返らないと年内に片付かないことも!?

というわけで今年もFUJIMARUは色々ありました。
一番大きな出来事はこの一年間でスタッフが5名増えたことでしょうか。
と書くとそんなに?と言われるのですが
そもそも異様にスタッフが少なくて全員瀕死状態でしたので・・・
やっと人数的には揃った感じでしょうか。

ただ、当店は一芸入社なので(そうなのか?)みんな超個性派ぞろい。
え~、私自身、かなり手を焼いております・・・
きっとお客様、取引先様にも多大な迷惑をお掛けしていると思います。
本当にごめんなさい。
来年はスタッフ教育、いや、教育というより
スタッフと一緒に色んな勉強をやり直したいと思っています。
もう少しだけお時間を頂ければありがたいです。

ワインのラインナップは相変わらずな感じですが
今年はオーストリア、スペインなど
今まで開拓してなかった産地にもスポットを当てることができました。
ただ、自分たちの勉強不足でまだまだご紹介しきれていません。
これまた大きな課題ですね。

そうそう、もう3ヴィンテージ目になるワイン造り。
今年は初春に突然、栽培放棄された畑が増え、
ボランティアの方々やチーム羽山料理店さんに沢山手伝ってもらいました。
来年ももちろん続けたいのですが
少し状況が変わってきていまして、近々ご報告したいと思っています。

と、ざっくりと書いていますが、他にも色々ありました。
パピーユ・ジャポネーズ、カーヴ・デ・パピーユともに体制や仕組みが変わりましたし、
昨年末に移転リニューアルしたFUJIMARUも以前とは全く別のお店になりました。

創業して来春で7年になるのですが、お店を造っているのはオーナーやスタッフではなく、
お客様が造っていくものなんだとつくづく実感する日々です。

いずれにせよ、今年もなんとか年末を迎えることができました。
これもお客様、インポーターさま、生産者さまのお陰に他なりません。
皆様に『生かされている』と毎日感謝しております。
嘘っぽいかもしれませんが(笑)本当にそう思っています。
ありがとうございます。


藤丸個人としても色々と。

ここからは完全にプライベートな感じなので
友人・知人ですら読んでもあまり楽しくないと思います(笑)
暇だからという方のみご覧ください。
(ちなみにオチもありません)

私にとってこんなに『働かなかった』年はなかったと思います。
働き方や考え方など大きな転換期でした。

というより、『自信を失った年』だったのです。

昨年11月に本店を移転しました。
移転が決まった9月から移転作業が完了した12月上旬まで
大きなイベントがいくつも重なったのと人手不足もあり、
本当に不眠不休の2~3か月が続きました。
もちろん、僕だけでなくスタッフも限界だったと思います。

それでも、何とか移転オープンを終え、年内最後のイベントを迎えました。
で、その片付け中に事が起こります。

私、実は去年の満月PUBの片付け中に動けなくなりました。

意識はあるのですが、身体が思うように動かなくなったんです。
さすがに危険を感じたので途中で抜け出して
なんとか自分の駐車場まで行ったのですがそこで沈没。

身体に力が入らなくなり、数時間動けませんでした。
意識があったかどうかもあまり覚えていません。
そして、明るくなってから何とか帰宅。
次に起きた時には日付がもう一日進んでました(驚)

そう、ぶっ倒れたんです。

ボーっと天井を見上げながらこれが限界ってやつかぁなんて
他人事のように考えてたのを今でも覚えています。

丸一日、完全に休んで翌日には店に向かいました。
ありがたいことに身体は頑丈にできているみたいで割と身体は軽かったように覚えています。
親に感謝ですね。

でも、これが『始まり』だとは思いもしませんでしたが。。。

移転したばかりでオペレーションも定まっていないお店は
主がいないことなど、何事でもなかったかのように稼働していました。
あぁ、うちのスタッフは凄いなぁと感動していました。

特に自分が作業に必要な感じでもなかったので
自分の仕事でもやろうかとふと椅子に腰かけた時です。
本当にびっくりしました。
見つからなかったんですよね、『僕の仕事』が。

7年前に創業してから、ずっと新しいことにチャレンジし続けてきました。
何かを造り上げる、表現するために、自己実現のために全力で走り続けました。

手渡しのセレクトショップ(最初の日本橋店)
レストラン併設のワインショップ(カーヴデパピーユ)
デッドスペースを生かしたミニマムショップ(パピーユジャポネーズ)
ブドウ・ワイン造り(今年は2500本ほど)
お客様が自由に使えるフリースペースのある旗艦店(移転後の日本橋本店)
自社保冷倉庫(本店の近くにあります)や保冷車での配送など

形になったものではこんな感じ。
ならなかったもの多数(笑)

でもね、ここに書いてあるものは全て創業前からのアイデアでした。

20代のころずっと温めていたアイデアを一気に形にしました。

立ち止まらず、ひたすら頭の中にある『何か』を造り続けてきました。
いや、造り続けてきたというより、
溜まっていたものを吐き出してきたという方が正しいのかもしれない。

誰かの元では決して実現できない『何か』をもっているせいで、
お金もないのに独立して苦労もいっぱいしたけど、
そんなことより、吐き出せることによって身体が、頭が楽になっていくのが快感でした。

やりたいことが見つからないフラストレーションもあるのでしょうけど、
僕の場合は実現できないフラストレーションに悩まされた20代だったんですね。

で、移転も終え、大きなイベントも終え、
一日サボって店に来てみると会社は普通に運営されている。
じゃあ、僕は次の『何か』のプランでも・・・・・・あれ?

ないんです。
なかったんです。
もう完全に吐き出しちゃって、何にも残ってなかったんです。

『僕の仕事』『僕にしかできない仕事』が見つかりませんでした。

それがちょうど1年前の今ぐらい。

出荷はピークで僕以外のスタッフは本当に忙しそう。
でも、僕はやることが見つからず、たまに集荷のお手伝いをしたり、
普段はやらないレジ打ちや梱包をしてみたり。
あとはスタッフを眺めてましたね(笑)

結局、体調は戻ってもテンションは超低空飛行のまま年を越してしまいました。

そして、仕事始め。
幹部にこう伝えました。

『俺、今年は働かない』

年明け早々、社長にこんな宣言されたら逃げたくなりますよね(笑)
でも、自分の中では大真面目でした。

『この6年間、アウトプットし続けたせいで頭の中が空っぽになりました。この1年はひたすらインプットに使いたい。経費も時間も好きに使いたい。1年だけわがままを聞いてほしい』

こんな小さな会社で許されることなのかどうかはわかりませんが
その時の自分にはこうするしかなかったんです。

よく僕のことを『藤丸さんって器用だよね』という方がいらっしゃいますが、
自分の中ではこんな不器用な人間は、
シュクレクールの岩永シェフか自分しかいないと思っています。(笑)
こういう『核』となる部分では自分から絶対に逃げられないのですから。

ただ、僕が器用だとすれば、
自分がこういう極端な性格なのをわかっているので、
それを理解してくれるスタッフを予め仲間に引き入れているところでしょうか。

彼らが実際どう思っていたかはわかりませんが、
ありがたいことに承諾してもらったと思っています。

移転オープンも成功し、小売も業務用も一気に忙しくなった裏側で
それを仕掛けた人間は逆に自信をなくしているなんて・・・

しかも、インプットすると言ってもアテもなく、苦し紛れに言っただけ(笑)

本当に逃げ出したかった。
もちろん、新しいことをするばかりが経営者ではないのでしょうけど、
こんなに早く燃え尽きるなんて・・・と落ち込んでばかりいました。

でも、あることがきっかけで変わり始めました。

それは、畑仕事でした。

冬のぶどう畑は凛とした空気が張り詰めていて個人的に大好きです。
一年で一番好きなシーズンといえるかも知れません。

そして、その冬場に行われる、
一年間で伸びた枝を切りそろえて来年の準備をする『剪定』という仕事は、
一切の邪心を捨ててただひたすらブドウの将来を考える作業。

毎日毎日、ひたすら枝を切り続ける。
そこに他のことを考える余裕なんてありません。
一心不乱に切り続けます。


も、棚仕立ての剪定は本当に難しい。
3年目ですが自分でもがっくりするぐらい下手くそでした。
近くに寄ったり、遠くから眺めたりしても、どう見ても下手くそでした(笑)
去年のほうが上手かったんじゃないかと思うぐらい。

ここでやっと気づいたんですよね。

まだ、何にもやり遂げてないことに。
完全に自分の驕りだったことに。

わかった気になってたんだと思います。

そもそも、何も始ってなかった。

いつの間にかそんなことも忘れてた。

やった気になってた。

多分、これを読んでる方は訳わからんと思ってるでしょうけど
もうこの辺りは自分への戒めなので気にしないでください。

自分に対して書いてますから(笑)

僕には夢があったのに
夢の為にワインショップを始めたのに
そして、まだ夢に向かう途中なのに達成した気になってた。

人間って本当に愚かですよね。
すぐに忘れちゃう。
(僕だけかもしれませんが)

もう一度、一からやり直すことにしました。

自分に足りないものを探すためにスタッフにはお願いした通り、
一年間だけ時間をもらいました。

NZやオーストリア、香港にボルドー。

北海道も何度も通ったし、一流と呼ばれるお店や宿にも伺いました。

あまり、モノには執着がない人間なんですが、
昔からずっと憧れていたモノも買いました。

アンテナを最大限広げ、国内外問わず走り回った一年間でした。

色んな人やモノ、場所に出会いました。

とっても濃くて、ある意味、消化するのが大変な毎日でした。
もう途中からは自分が落ち込んでたことなんて忘れるぐらい忙しくて
気がつけばもう12月。

約束の1年が経とうとしています。

もちろん、満足なんてしてません。
1年前と何かが変わったわけでもありません。
やり遂げたことなど何にもありません。

でも、『何か』が明確になったのは確かです。
そして、この『何か』には終わりがないことも知っています。

そもそも、私たちはまだ創業準備中です。

≪続く≫

ここまで読ませて申し訳ないのですが
今日はこれで終わりにしたいと思います。

勿体ぶる気もネタを引っ張りたい訳でもありません。
未確定事項が多いのでご迷惑をかける方がいらっしゃるので
しばしお待ちを。

 


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