with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 東心斎橋店 スタッフブログ
2006.04.02
ワインショップなのにワインの事書くの忘れてました。。。
今日は私の店には数少ないボルドーブレンドをご紹介します。
NZは北島の最南端、楠田さんもいるマーティンボロ。
ピノノワールで有名な産地にもかかわらず、
独り黙々とボルドーブレンドを作り続けるベンフィールド。(ビルおじさん)
周りからなんと言われようとひたすらメルロー、CS、CFだけを栽培し、
(極少量の自家消費用白ワインはあるけれども)
それらをブレンドし、たったひとつのワインを造り続けています。
若いカベルネ系にありがちな青臭さやきついタンニンはなく
柔らかい果実、細かい角の取れたタンニン。
本当に今飲んで美味しい、ボルドーブレンドです。
現行ヴィンテージは2002年。
この味わいをボルドーで飲もうとすると価格は2倍になるでしょう。
一番左がビルおじさん。一番右は楠田さん。
ちなみに後ろの車(ビルおじさんの愛車)は走行距離が70万キロを指していた、、、
本当にシンプルなワイナリー、醸造方法も本当に本当にシンプル。
ブドウを除梗機を通してタンクに放り込む。
あとは発酵を待ち、一日2回のポンピングオーバー、そして樽へ。
教科書に書いているような造り方。
何よりも特筆すべきは畑の美しさ。
ワイナートでも書かれていましたがここの畑の気合の入り方はNZ有数。
一本一本丁寧に仕立てられています。
跡継ぎもいなく、高齢のため、いつまでワイン造りを続けられるか心配ですが
私の大好きなワインのひとつが1ヴィンテージでも多く
造られることを祈るばかりです。。。
ベンフィールド & デラマー 2002年
メルロー CS CF
価格 ¥3460
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