ワイン商 | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 東心斎橋店 スタッフブログ

2011.01.20

ワイン商

2年ぐらい前だろうか、
料理評論家の門上さんが朝日新聞の夕刊の記事で
私自身のことを取り上げていただいたのですが、
その中で私の職業を『ワイン商』とよんでくれた。
(1面の3分の2ぐらいの大きな記事だったのですが
もう十何年会ってない人から連絡があったりした。やはり新聞ってすごいね。)

ワインショップの店員ならフランス語でカヴィストと呼ぶのだろうが、
私の場合、店からも飛び出してるのでいまいち当てはまらない。
初対面の方に何かわかりやすい肩書はないかなぁと思っていたところでした。

フランス語でネゴシアンと呼ぶとなんか大層だし、
このワイン商という呼び方は自分にピッタリな気がしてかなり気に入ってました。


で、そんなワイン商にとって最大の喜びの一つが

『大好きなワインを扱う』ということ。

ワインは需要と供給のバランスが崩れたりすると
すぐにレアな商品となり、入手困難になります。

そして、その入手困難さが、また噂を呼び、さらに入手困難になったりします。

もしくは、造り手が売り手を選ぶ場合があります。
この業界では『お客様は神様』という言葉がある意味では存在しません。
酒類業界では非常にメーカーの力が強く、
私たちのような零細な酒販店なんて気にも留めてもらえません。
問屋と酒屋の関係なんて、もっとひどかったりします。

まぁ、取引もないので直接害はありませんが。

ただ、こういうパワーゲーム的な売り手を選ぶということでななくて
自分のワインを健全に、ワインを愛してくれるお客様に伝えてほしい、
という想いから売り手を選ぶ輸入会社や造り手があります。

先述のケースとは大きく違い、これは大いに納得。

でも、やはり情報を得るのが遅かったり、タイミングを外したりすると
取引を断られてしまうケースがあります。

今の国産ワインなんかは、その最たる例だと思います。
海外に輸出しているような輸入ワインと比べると
日本のワイナリーは本当に小さい。

そして、そのことを理解していない酒屋さんも多くて
譲ってもらえなかったら、あそこは高飛車だ!なんて陰口をたたく人も。

その造り手さんにしてみたら、新しい酒屋さんに卸すことによって
今まで助けてくれた酒屋さんに卸すワインが減ってしまう訳です。
なので取引のある酒屋さんを大事にするのは当然のことなのに。

だから新参者は数量に余裕がでるまで、ひたすらアピールして待つのみ。

正直、うちもなかなか取引してもらえない造り手さんがいくつかあります。
自分の無力さを痛感させられて、へこんだりもします。

そして、逆に取り扱いが始まった時の感動はワイン商冥利に尽きます。
無表情で有名な私ですが、自然と頬が緩みます。

で、つい先日、頬が緩むどころか、
ガッツポーズを何度も繰り返すぐらい嬉しい知らせが届きました。

人生で2度目の『心が震えたワイン』です。

またしっかりご紹介したいと思います。

コメント

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えらい引っ張ったなー(笑)
タメ過ぎ。
はよまわせww

2011年1月23日6:47 AM |  winenadja


SECRET: 0
PASS:
いやいや、まだ出しませんよ~(笑)
っていうか、入荷予定は2月初旬です。
もうしばらくこの余韻に浸らせてください(笑)

2011年1月27日3:42 PM |  wine-fujimaru


 


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