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2010.09.12

春のNZ②

さて、剪定です。

休眠状態の葡萄の樹が活動を初めるのに合わせて
今シーズンの収量や質を決める事はもちろん
2年後、3年後とどういった形に仕立てていくかを考えながら1本づつ丁寧に行います。
1年の葡萄栽培におけるスタートで非常に重要な仕事
小心者の私にとってはなかなかのプレッシャーに。。。。

といってもお手伝いなのでまずは絶対に間違わない部分から。


落葉し、1年の活動を終えた後はこんな感じで。それを・・・・


最終的にはこういった形にします。代表的な仕立ての一つダブルグイヨ。


まずは伸びきった背の高いところを電動ノコギリでザクザクと。
ずっと持ち上げてカットして歩きます 1畝100m。
いきなり筋肉痛の予感(笑)

昨シーズンに伸びた結果母枝(太い幹から横に伸びた2本の枝)は実の付きが悪くなるので
幹に近い所にある縦に伸びていた新梢を今シーズンの結果母枝にします


なのでその候補となる枝をいくつか残しておいて不必要な部分を電動の剪定バサミでパチリと
(ずるいという声が聞こえてきそう・・・・)
そしてその先に伸びている昨シーズンの新梢もパチパチと これだけで結構緊張します。


こうして残した枝の中から2本を選び左右に這わせます。
自分で選んでみようと枝を見てみるも
病気の具合、今後の幹の形の持っていき方などを考えると・・・・・
まったく選べません(汗)

結局、残す枝だけをマークしてもらい
選ばれた枝の新芽を傷つけないように丁寧に針金に絡ませ
不要な枝をカット、カット、カット。

間違えて残す枝を切ってしまわないか
力のかけ方を間違えて折ってしまわないか終始ドキドキです。
収量の低さ、希少性、その価値を考えると1本の枝あたり・・・・・あぁ切れない・・・・・


ピンボケで分かりにくいですが
芽吹きに向けて随分と樹液の動きが活発になっています。

この樹液が出てくる事によりカットした部分が雑菌から守られます。
今年は例年よりも芽吹きが遅いようでそのぶん遅霜のリスクも軽減されそう。
急いで剪定しないと芽吹が始まります。
新芽は柔らかくてデリケートなので遅いと大切な新芽が選定中にポロリなんて事も。
なので早すぎても遅すぎても駄目。


考え中の浩之さん。
丁寧に樹の様子を見て行います。
他のワイナリーは請負業者に依頼してもうすでに剪定が終わっている所がほとんど
1人で1haの畑の面倒を見るのがとても大変な事を実感しました。
手際よくしても葡萄の樹は2,200本も 1haが以前よりも広く感じます。
 
あっ雨の日は日ごろお世話になっているワイナリーへも忙しい中連れて行ってもらえる事に。
アタランギ、ストーンカッター、ユリヒャーにシューベルトなど温かい人ばかり。
 

あぁ芽吹きも見たかった。。。。。。                      E.FUKUI

秋に1回限りの新しいキュヴェが入荷予定です。。。。

 


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