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2016.04.26

新規出店のお知らせ

『フジマル食堂 枚方T-SITE店』

業態 レストラン、ワインショップ(小売販売)

住所 〒573-0032
   枚方市岡東町12-2 枚方T-SITE一階

電話番号 072-808-6622(開通は5月上旬)

営業時間 11:00~23:30最終入店
    
     ランチタイム 11:00~14:00
     カフェタイム 14:00~17:00
     ディナータイム 17:00~22:00料理ラストオーダー
     バータイム 22:00~23:30飲料ラストオーダー

席数 50席 + スタンディングバー

オープン日 5月16日


『フジマル食堂 枚方T-SITE店』

「ワインを日常に」をコンセプトに歩んできた10年。
常に前を向きスピードを加速させながら様々な角度からワインを捉え発信してきました。

業務用、小売、レストラン、輸入、ワインスクール、情報発信(執筆活動など)、そして、近年ではアーバンワイナリーを大阪、東京と設立、「ワイナリー」というものの概念を再構築し、ブドウ作りから醸造、流通、消費に至るまであらゆるワインシーンにおいて変革を起こそうと努めてきました。

ただ、そんな中でどうしても上手くいかなかったことがあります。

昔からのお客様は覚えていらっしゃる方も多いかと思うのですが、私たちには閉店した店舗があります。名前は『パピーユジャポネーズ』、自分たちの社名を使ったこの業態は、その名のとおり『日本人の味覚』に合うワインをそろえたセレクトショップでした。

私たち日本人の味覚や感性は、とても繊細で優雅で他の諸外国と比べても特殊であることに海外を飛び回っていて気付きました。であればワインのセレクトも海外の評判などに惑わされるのではなく、日本人が普段食べているものや私たちが大事にすべき日本人ならではの感性に寄り添うようなワインがもっと飲まれてもいいのではないかと考えるようになり、『日本の食卓、日本人の味覚に寄り添うようなワインを』というコンセプトのもと大阪のとあるホテルの一角でたった二坪のワインショップを5年前にスタートさせました。その後、浅草橋、樟葉など他エリアへの出店による整備、日本橋本店の移転拡張の際に本店に吸収される形で3年後に閉店しました。

日本人の味覚に合うワインを探すと結果的に日本ワインやヴァンナチュールになるというストーリーを描き、新しいワインのマーケットを創ろうと先にセレクトショップを造ったのですが、当時の大阪では時期尚早だったのだと思います。あとは水道すらないホテルのロビーという制約もあり、その自由度のなさから撤退を決めました。その後、私たちは大きく方向転換し、どの店舗にもレストランやバーを併設し、販売だけでなくその場ですぐに楽しめる体験型のワインショップを出店することになります。また、出店エリアも繁華街ではなく、人が住んでいる場所に向かいました。

そんな折、代官山や湘南で新しい商業施設、街の形を提案しているccc(カルチュアコンビエンスクラブ)さんよりお声がけを頂き今回の出店となりました。cccさんと言えばレンタルなどで有名なTSUTAYAの親会社なのですが、なんとTSUTAYAは京阪枚方市駅前が創業の地であり、今回、故郷に錦を飾るべく枚方市駅前に『枚方T-SITE』を設立することになったのです。

そして、今回の『フジマル食堂 枚方T-SITE店』ですが、しつこくて申し訳ないのですが、私はまだ『パピーユジャポネーズ』を諦めていません。私にとってお店は我が子です。閉店の時の無力感、喪失感はとても大きく、協力してくれたスタッフへの申し訳なさも相まって辛い時間を過ごしました。

でも、ある時、お店の場合はまた復活できるということに気づき、いつか必ずそのタイミングが来ると信じていました。海外から押し付けられた『ワイン観』ではなく、日本人が日本人の感覚で選んだワインというコンセプトは間違ってなかったはずだと今も信じています。もう一度、パピーユジャポネーズを復活させてやろうと思っていました。なので、今回のお店も『日本の食卓、日本人の味覚に合うワイン』それがワインセレクトの基準です。そして、今回はワインだけでなく料理にもそのコンセプトを反映したいと思っています。日本料理だけでなく、世界中の素晴らしい料理がとても高いレベルで味わえる日本。家庭の食卓でさえも和食だけでなくパスタや肉料理など和と洋が上手にミックスされたものとなっています。私たちはワインを軸にそんな日本の食卓の縮図を表現したいと思っています。『食堂』に込められた私たちの想いを感じて頂ければ幸せです。

そして、ワインは美味しくても気に入らなくても会話を生みだします。ワインがある生活とは、美味しい食事を呼び、楽しい会話がある生活のことです。そんな新しいライフスタイルを提案していきたいと考え、出店を決意しました。

 


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