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2016.07.12

【山梨食材研修の旅〜ぶぅふぅうぅ農園さん〜】

先日、浅草橋店のスタッフ皆で山梨に食材研修に行ってきました!
お邪魔した1軒目は、養豚から製品化までを一括に手がける『ぶぅふぅうぅ農園』さん。
近代的な豚舎や合成飼料は使わず自然の中での放牧でストレスのない養豚を行っています。
『母乳飼育』『自然分娩』『放牧』『合成飼料不使用』等々、日本では唯一とも言われる非常に自然に近い方法に拘り、大切に豚を育てています。


通常の養豚場では、母豚の免疫がたくさん入った母乳は飲まず、代わりに抗生物質を入れた人工乳を与えます。24、5日で離乳、その後は病気を防止する為に抗生物質の入った合成飼料で育てるのが一般的。

『ぶぅふぅうぅ農園』さんでは、母豚と共に生後45日まで母乳で育てます。
45日過ぎる頃には、子豚の腸内細菌が飼料をちゃんと消化出来る様に発達するそう。
(時期が早いと、繊細な豚はお腹を壊して死んでしまうこともあるそうです、、!)
子豚の体内環境が整ってからは、農園スタッフ手造りの発酵飼料を与えます。
内容は、米粉、トウモロコシ、パン、チーズ、時によっておからや大豆が入ることも。
(お邪魔した日には、この発酵飼料に混ぜるのだというビーフンを粉にしているところを見せて頂きました。
乾燥状態のビーフンを、なんと車で踏むんです!踏むこと数往復、粉々のビーフンの粉に。。なんともワイルドですが、手間ひまかけていますよね。。!)
この手造りの発酵飼料は、消化も良く味も良い為、子豚たちは進んでよく食べるのだそうです。
触らせて貰うと確かに、ほんのり温かく香ばしい良い匂い。
勿論、抗生物質は入っていません。
安全で美味しい飼料をいっぱい食べ、子豚たちは運動場付きの広い豚舎でのびのびと暮らします。
成長に応じて部屋は変わりますが、どこも広々としていて、屋外の庭に続いているのが特徴です。
ある程度の大きさに育つと、放牧場に移り自然の中でストレスなく過ごします。
ここで使用する放牧地も、寄生虫や病気の増加を防ぐ為に、年によって休ませながら場所を変え順番に使用していくのだそうです。
手間暇かけた養豚は、全て中嶋さんの思いから生まれています。
中嶋さんにとって豚は単なる『商品』ではありません。
豚を工業製品としてしか扱わず、効率だけを重視した養豚だけはやりたくなかったのだそうです。
あくまでも自然の中で、生き物として大切に育てる。
生産者の熱い想いに触れることが出来ました。

 


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