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2016.03.09

《長野ワイナリー研修①VILLA D’EST GARDEN AND WINERY》

一泊二日ワイナリー訪問の旅、一件目はVILLA D’EST GARDENFARM AND WINERYさん。
栽培・醸造責任者の小西超さんにお話を伺いながら、畑と醸造所を見学致しました。

今でこそ東御市は新たなワイナリーが続々誕生する産地として注目を浴びていますが、そもそもの始まりはここ、VILLA D’ESTさん。
画家でありエッセイストでもある玉村豊男さんががにこの地に移住し、自家消費用の西洋野菜とワイン用ブドウを栽培し始めたのが1991年のこと。ワイン用ブドウ栽培の適性を見出だし、2003年には念願の自社ワイナリー開設に至りました。
その後も玉村さんが旗頭となり、同じく東御市のRUE DE VINさんやはすみふぁーむさんなどがワイン造りに参入。委託醸造を経て独立していきました。
そして少量の生産からでもワイナリー建設を出来るワイン特区の制定など、今の東御の盛り上がりの礎を作っていったのでした。

ここVILLA D’ESTさんの畑、とにかく景色がいい!
標高850mに位置し、千曲川を臨む南側に開けた畑からの景色は気持ちいいー、の一言です(天気がイマイチだったのが残念、、、)テラスや素敵なお庭もあります。ヤギもいます。 南側に開けた畑、ということは、とにかく日当たりが良いということ。ここ東御は年間日照量も多く、特に年間の降水量も日本でも随一の少なさで、まさにブドウ栽培の適地と言われているそうです。
その冷涼で寒暖差のある気候を活かした、酸のあるワイン造りを心掛けてる、とのこと。
特に日本でも数少ないピノ・ノワールの適地として、様々なクローンを試しながら可能性を探っているとのことでした。

ワイナリーは正に清潔で洗練、最新の醸造設備が揃います。フレンチオークの熟成樽がたくさん積み重ねられている様は圧巻!東御のワイン造りのパイオニアとしての格を感じさせます。


オーナー玉村さんのブドウの絵がワイナリーに鎮座。

しかしパイオニアの地位だけに甘んじず、ワインだけでなく、シードルやグラッパつくりなど、どんどん新しいことにも取り組んでおります。さらには、2014VTより全てのワインにスクリューキャップを採用。
これ日本のワイナリーでは以外と少ないです。手軽さというよりは、ブショネや個体差による熟成の不安定さを解消するため、とのことでした。

さらに、VILLA D’ESTさんは昨年より新しいプロジェクトを始めました。第2のワイナリー、アルカンヴィーニュです。
増えてきた委託醸造のニーズに応えるべく、またもう少し安価なテーブルワインを供給すべく、現在のワイナリーのすぐ近くに今年より開設しました。
しかしこちらは、時間の都合で今回は伺えず、、、残念。次回は必ず!

東御のワイン造りのパイオニアとしての安定した質の高いワイン造りだけでなく、どんどん新しいことに挑んでいく姿勢に、敬意を払いっぱなしでした。

小西さん、ワイナリーの皆さま、どうもありがとうございました!

 


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