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2015.03.08

育成と再生②

前回に引き続き宮城・奥松島の造り手さんを訪ねて。

先日 催事でも大好評でした海苔の生産地へ。
引き続きのんびり酒場ニコル 伏谷さんのご案内でこの海苔づくりを見学してきました。

波が穏やかで雪も降らない半月型の美しい浜辺の向こうで
海苔の養殖・加工がされています。

まず海苔生産グループ月光さんについて。
 
 「この地を守るためにこの地に残り、
 この地で生きるために海苔養殖を再開。
 海苔の美味しさ、この地の素晴らしさを
 多くの人に知ってもらいたい。」
 (月光プロジェクトHPより抜粋)

先の東日本大震災の津波被害により、こちらもまた甚大の被害を受けました。
しかし、この思いを胸に、被災前はそれぞれに門外不出だった海苔の製法を開放し、
”月光プロジェクト”を立ち上げてたがいの技術を持ち寄って2年ぶりの海苔生産を再開。

ずっと守ってきた家伝来の技法を秘匿するよりも、
この地の賑わいやおいしさを後世に残したい。

そんな気持ちがひしひしと伝わり、

これもまた育成と再生なのだと思います。

海苔づくりも、大変な手間暇がかかります。

海苔づくりのご案内をしてくださった月光プロジェクトメンバーの小野 真義さん。

宮戸島沖に流れ込む栄養豊かな寒流と肥沃な大地から流れ出る河川水が、上質な海苔を育みます。
この沖にて海苔は昼は成長し、

夜は栄養を蓄え育苗から約一か月。

美味しい海苔を積むために日の出前に収穫。
異微物を取り除き、撹拌、塩抜き、

熟成(させるとは驚き!)を経て、ミンチにし、

板海苔の状態へ成型。
その後焼成・乾燥となりますが、その日の気候や湿度によって温度や時間を変える。
日々細かいデータもとるが、ここは勘と経験が頼りだそうです。

宮戸島・月浜では基本的にお米作りから漁や野菜栽培まで自給自足な土地柄。
遠浅な海で海水浴やマリンレジャーが楽しめ、
民宿もたくさんあるので採れたての地元の豊かな食が堪能できるそう。
賑やかな松島よりもさらにゆったりとした時間が流れているようで、
この風光明美な島々の間を遊覧船でゆったりと過ごすものまた素敵そうです。

現地ではまだまだ震災の爪痕が残っています。
3.11からもうすぐ丸4年。
まだまだ問題や解決しなくてはならないことが山積みですが、
忘れずに伝え、考えていきたいと思います。
最後に、案内してくださった伏谷さんが
「ようやく白鳥がかえってきたんだよ」
とお話されているのが胸に残りました。

by.kimura

海苔はこちらからお買い求めいただけます!→

奥松島月浜海苔生産グループ月光
http://gekkoh7.jp/

 


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