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2015.02.22

育成と再生①

こんにちは。
ディレクターの木邨です。
先日宮城に行ってきました。

今回も造り手さんを訪れたのですが、お伝えしたいことが沢山なので2回に渡ってお届けします。

まず訪れたのは東松原 東名(とうな)港。

枕歌にもよく用いられた名景観地・松島。
大小260余りの諸島が連なったのそのさらに奥に東松島はあります。

浅草橋でも大人気だった
【牡蠣のオイル漬け】
そもそもこちらは仙台市内にある
のんびり酒場ニコルさんの人気メニューを
fujimaru用に分けて頂いたもの。

ニコルのオーナーの伏谷淳一さん

この東松原で生まれ、
地の美味しいもの、

素晴らしさを知り尽くした経験を活かし
素材を活かした美味しい料理と良く管理されたお酒を

提供されています。

そして伏谷さんの叔父様が東名港で牡蠣を養殖しています。

牡蠣の養殖はまずホタテの貝殻に稚貝を寄せ付けします。
豊かな森に育まれた清流で育ったこの稚貝は内海で先ずは成形をし、
やがて外海に放たれ、身をぷっくりと育てていく。

ちなみに東名港の稚貝は全国へ出荷され、
やがて各地の銘柄牡蠣へと成長します。
その出荷量は

全国NO.1。つまり東名港は全国の牡蠣の養育場

でもあるんですね。

潮の流れを読み、海の養分を読みながら(!)

身を太らせるのか、
小粒で味を凝縮させるのか、

日々考え、経験で場所を変えていく牡蠣の養殖。
決して多弁ではないけれども、

まずは食べてみて

と語る
ご自身の牡蠣への誇りと自信が垣間見える瞳と、

大きな大きな手が印象的でした。

そんな常に気を配らなくてはいけないこの仕事は、
365日一日たりとも休めない辛くて厳しいもの。

息子さんも元々は料理人をされていて、あとは継ぐ気がなかったが、
”あの日”3・11を境に跡を継ぐ気になったと。
大切なものたちが一瞬で流され、

いろんなものを失って、
本当に大事なもの、守っていきたいものに気づき、

今はお父さんとお仕事を共にされています。

伺った日が今季の牡蠣出荷最終日。
貝毒が回りやすい水のぬるむ時期を経て、
またあの美味が返ってくる時期が待ち遠しくてなりません。

ちなみにこれからの時期は天然ホヤや白魚の漁期到来。
美味しいものは尽きませんので、機会がありましたら是非
宮城に食べに、遊びに行かれてみて下さいね!

写真の春告魚”白魚”は伏谷さんのいとこさんが

寒風沢島で漁したもの。
浜の女性陣がピンセットでコツコツと丁寧により分けてこの美しい輝き!
取ったその日にしか味わえない甘みは、全くエグミも臭さもありません!

のんびり酒場ニコルさんはこちらです♪
http://nicoru44.exblog.jp/

 


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