満月Pubをしよう思った理由。 | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

with Wine | WineShop FUJIMARU

2011.09.29

満月Pubをしよう思った理由。

もっともっと色んな想いがあるのですが
とりあえずまとめたものを書いてみました。

お時間あるときにどうぞ。

決して重たいイベントではないので。
念のため。


7月に東北のワイナリーを訪問した際、
実は被災地にも足を運んでいました。

何を持っているわけでも何を手伝うわけでもない自分が
被災地に行っていいものかどうか、訪問する前夜の仙台でも悩んでいました。

神戸の震災を経験している人間として
何か役に立ちたいという気持ちはずっとあったのですが、
チャリティーや寄付をすることでしか気持ちを表すことができないでいました。

震災後、自分たちが大変だったことは何だろう?

その後、自分たちはどうやって復活してきたのだろう?

そんなことをずっと考えながらこの数カ月を過ごしてきました。
でも、当時おバカな大学生だった自分にはわかりませんでした。

東北の震災後、うちの親父と初めて神戸の震災の話をしました。

親父がいうには『救命』がひと段落した後は
その後、どうやって生きていくかが大変だったと言っていました。

当時、大学受験だった私を筆頭に2人の兄弟を抱える藤丸家では
本当に深刻な問題だったのでしょう。
なぜなら、あの阪神高速が倒れていたところが親父の会社でした。
物流の仕事をしている本社・倉庫前があの状態でしたから
会社の存亡がかかっていたのではないかとも思います。

話は訪問前夜に戻ります。

仙台で板垣シェフ(NOTE)のところに行こうとするも満席。
で、急きょ、地元の人が行くようなお寿司屋さんにおひとり様をすることに。

知らない土地のお寿司屋さんなので非常に緊張していたのですが
ご夫婦ともにとっても優しい雰囲気。

常連さんばかりのお店だったのですが
みんな感じの良い方ばかりでした。

隣のおじさんが声を掛けてくれたので
自分が被災地を見に行っていいか悩んでいることを伝えると

『行きなさい。行って大阪に帰ってみんなに伝えて欲しい』と。

後々知ったのですが、
その方はボランティアのみなさんを仕切っている方だったようです。

寿司屋の大将も、帰りに乗ったタクシーの運転手さんも、
みんな同じことを言ってました。

『ぜひ、大阪の友人に東北は死んでいないと伝えて欲しい』と。

その声に押され、やっと決心が着きました。

翌日、ワイナリーを訪問後、沿岸部を訪れました。

あのTVで流れている光景、そのまま、いや、それ以上でした。

神戸の震災とはまた違う惨状でした。

そして、その痛ましい状態が海岸線に沿って延々と続くのです。

これが自然の力。

人間がいかにちっぽけな存在か知らしめるには十分すぎました。

体も心もブルブル震えてしまいました。

私たちは、なぜ忘れてしまったのでしょうか?

神戸の震災の時に想定外とか想定内とか、
自然相手にそんな言葉が通用しないことを思い知らされていたのに。

私たちはなぜ無関心だったのでしょうか?

この世の中に完璧なものなんてないことを知っていたのに、
なぜ、『絶対に安全』なんていう言葉をうのみにして
自分たちのコントロールできないものを造ることに。

人間は浅はかで忘れっぽい生き物なのはわかっています。
全部、覚えているとしんどくなって生きることが嫌になることもあると思います。

でも、人間として生きていくのに
最低限覚えておかないといけないことはあるのではないでしょうか?

知っていたのに何もしなかった人の罪は知らなかった人より重い。

子供たちに安心して生きていくことすら保証してあげれない罪は重い。

では、忘れないために、関心を持ち続けるために、私は何ができるのだろう?

大阪に戻った私はそんなことばかりを考えるようになりました。

そんなときに出会ったのが鎌倉で行われていた満月ワインバーでした。

あるワインバーの店主とお惣菜屋さんの店主がタッグを組み、
2年以上も前から満月の夜だけオープンするワインバーというイベントを行っていました。
今では仙台や盛岡、博多でも開催されていてかなり盛況です。

私は彼らのコンセプトを見たとき、『これだ!』と思ったのです。

満月は月に一度、どこに住んでいても必ずやってくる。

見上げれば皆、同じ月を見てるんだ。

空は繋がっているんだ。

普段はどんなに忘れっぽくても、どんなに無関心でも
満月が来たら一緒に思い出しませんか?

『今、一番考えなくてはならないことを。』

私も毎日を生きていくことだけで精いっぱいです。
24時間考え続けることなんてできないでしょう。

だから、月に一度。
数時間だけでいいんです。

関心を持ち続けましょうよ。

そんな少し立ち止まる場所を提供できないかと思って
羽山料理店さんにお願いしました。

このイベントはチャリティーでもありません。

反~~イベントでもありません。

何かを訴えるイベントではないのです。

大事なことを忘れないための『満月Pub』なんです。

仲の良い友人と、家族と、もしくは大切な人と、
満月Pubにお越しいただければと思います。

大事な人が前にいたら無関心ではいれないはずですから。

もちろんおひとり様も大歓迎です。

目の前の美味しいお酒やお料理を前にすれば、

きっとこれを無くしたくない、と思うはずですから。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

コメント

SECRET: 0
PASS:
「同じ月を見ている」
素晴らしい
Scorpionsの「Under The Same Sun」と云う曲を想い出します
・・・あちらは太陽ですが

2011年9月30日8:33 AM |  doniek


SECRET: 0
PASS:
ブログ拝見いたしました。
涙が止まりません・・・・?
 
神戸の震災の時には、居てもたっても居られなく何が出来るでもなく
ボランティア?に足を運びました。
結果いまだに、自分の中では消化不良です。
東北の震災が起き、神戸の震災の時のつらい事だけが思いだされ・・・
今まで目をそむけていました。
このイベントに参加したいです。
きっと、何か変わるかな~
楽しみにしております(^.^)/~~~
PS・昨日の阪神のイベントでは、美味しいワインのチョイスに
   お席の用意までしていただくお気づかい、有難うございました。

2011年9月30日10:56 AM |  幸山で~す


SECRET: 0
PASS:
doniekさん、ご無沙汰してます!
僕はこのフレーズを見た時、背筋がゾクッと来ました。
会自体はあっさりやりたいと思ってますので
お時間あればぜひ~

2011年10月1日10:49 AM |  wine-fujimaru


SECRET: 0
PASS:
Kさん、こんにちわ。先日はありがとうございました!僕も同じようなもんです。大事な事は継続することだと思っています。毎月毎月規模は小さくていいから続けて行きたいと思っています。

2011年10月1日10:52 AM |  wine-fujimaru


SECRET: 0
PASS:
ドニエクさんがスコーピオンズを思い出されましたが、不思議な事に私もこの記事を読みながら、思い出したのは、スコーピオンズです。私が思い出したのは、荒城の月。ライヴインジャパンに入っている名曲です。ウルリッヒ ロートが日本語で歌いあげてます。中学の時の愛聴盤でした。
当日かけれるといいのですが。

2011年10月3日11:38 AM |  winenadja


SECRET: 0
PASS:
阪神だって、みんな立ち上がるんだ生きるんだって気持ちが満ちあふれてましたよ。
春先の納品先が仙台でした。震災当日は大阪で試験運用前の最終テストでした。時間が経つにつれ深刻な状態がわかり、これは無理やなあって話してましたが仙台2箇所の納入先のうち1箇所はすぐに稼動。津波にのまれて壊滅的なもう1箇所も夏には立ち上がり、遅れましたが納品完了。完全な再生はまだまだ先でしょうけど、阪神同様進んでいきますよ。こちらはできる範囲でサポートできれば。満月PUBの義援金はそういう気持ちで。微々たるものですけど(^_^;)

2011年10月15日6:48 PM |  びおふぇち


SECRET: 0
PASS:
連続コメントありがとうございます!もちろん、その部分はそうだと思います。問題なのはもう一つの・・・同じ過ちは繰り返してはいけない、そう思います。子供たちの為にも。。。

2011年10月15日8:58 PM |  wine-fujimaru


SECRET: 0
PASS:
無謀な人間だからこそ小さな力が集まって何か大きな物に出会える日が来ると信じて希望を忘れず日々過ごして行きたいです。
人間の儚さは承知しているものの何故かそこから目を背けたくなる…
先ず受け入れる事が大切ですね
何か出来たら…と思いつつ何も出来ていない自分 今回の集いでそのきっかけになればと思います
今回この集いに誘ってもらった方は昔とてもお世話になった方で長い間会ってなかったのですが、心の隅でいつも何かの拍子に思い出す私にとって満月のような人。満月パブでまた再会し熱い思いを語り会えたらいいなと思い2月8日の集いに足を運べたらと思います。

2012年1月31日8:21 PM |  マス


 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Related article

カテゴリ

アーカイブ

▲ TOP

▲ TOP