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2013.12.13

【スペインバル RAMIRO】黒板にビッシリ!タパスが充実 ~ウラなんば~

キビナゴのマリネ、カツオの腹皮、タコのガリシア風にブドウと生ハムのソテー。
それはもう几帳面にびっしりとメニューが書き込まれた黒板からは、
店主の細かい仕事ぶりと丁寧さが伝わってくるというもの。


生ビールにもひと仕事。普通のヱビスビールとは別に、
ほんのりレモンを効かせた爽やかな生ビールが現地風。
グイッと三分の一ほど飲み干したあとに、ほのかに香る柑橘類。
気分が盛り上がってきたところで目の前にはタコのグリーンソースソテーが。


しんなりとガーリックソースに染まったパンをつまんでいると、
なにやらミートボールっぽい風情のタパスがひょっこりと。
これ、紫芋のニョッキをチーズとトマトソースで煮込んだものでした。



絶妙の柔らかさとチーズのコク、トマトのうまみ。
カニャ(生ビール)は早々に飲み干してシェリー飲み比べセットへ。
アモンティリャードとオロロソを少しづつ飲めて450円、
塩味やオイル系にはどうしてこうも相性がいいのでしょうか・・・。


「コカってなんですか?」
聞くは一時の恥、聞かぬはなんとやら・・。
店主ははにかみながら「チーズを使わないピザのようなものですよ」と教えてくれました。
玉ねぎとチョリソーのコカ。チョリソーはさほど辛くなく肉々しいおいしさ。
ややドライな淡泊なコカですが、それだけに液体(ワイン)を面白いように誘います。。。

注文して30分後に運ばれてきたのがイワシとムール貝のフィデウア。
もちろん「フィデウアってなんですか?」と聞いてみたところ、店主はやはりはにかみながら、
嬉しそうに「米の代わりにパスタが入ったパエリアみたいなものですよ」と教えてくれました。


開いたイワシと大ぶりなムール貝がびっしり。
ほどよく焦げが入ったフィデウアは、ちょうど博多の屋台で食べた
焼きラーメンを彷彿とさせます。
トマト、野菜、魚介の旨みがギュッと詰まっていて大変美味。
“こそげ落とすように”というと聞こえはいいですが、
ようは隅々までほじくるようにしていただきました。。。

飲みものはスペインビールのほかスペイン独特の蒸留酒やリキュール、
シードラ(リンゴのお酒)、そしてワインもスペイン産が充実しています。
ハウスワインはグラス380円、ボトル2,000円から。

どちらかというと口数の少ない控えめな店主さんですが、
充実したタパスはその美味しさを雄弁に語ってくれています。
ウラなんばのさらにウラ、府立体育館ウラのいわゆる“みなみミナミ”エリア。
木津市場横には木津まち横丁・エンもオープンし、
なんばの賑わいゾーンがますます広がっている印象です。

スペインバルRAMIROさん、カウンターだけの小さなお店ですが、
個性的で温かみのある、毎日通いたい街場のバル。
お近くにお越しの際にはぜひどうぞ。

Dai Aramaki

スペインバル RAMIRO ラミロ
大阪市浪速区難波中3-15-11 大新ビル1F
06-6641-1966
営業時間:17:00~22:30
定休日:月曜日(不定休・2013年12月は無休だそうです)

 


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