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with Wine | 島之内フジマル醸造所

2012.04.15

奥野田ワイナリーへ行ってきました。

4月上旬。日に日に暖かくなってきた大阪に比べると、
山梨市はまだ肌寒さを感じる季節でした。

朝6時過ぎに甲府に到着、まずは山梨市街を眼下に眺めるべく、
山の上にあるほったらかし温泉へ。良質の温泉が多数湧き出ている
山梨県ですが、ここは眺めも最高に素晴らしく、露天風呂で手足を伸ばして
旅の疲れをほぐします。

この日は山梨ワイナリー巡りの日。まずは塩山駅から近い
奥野田ワイナリーを訪れました。




かっこよく日焼けしたオーナーの中村さんですが、年齢を聞いてビックリ。
ずいぶん若く見えました。そして試飲をしながらそのワインの特徴、
ヴィンテージの推移、畑のこと、醸造のことなどいろいろお話を伺いました。


なかでも印象的だったのが、それぞれのワインについて明確に、料理を意識されてたこと。

カジュアルなラベルの奥野田シリーズ・ビアンコは、
旬の野菜をおいしくいただくためのワイン。アスパラを茹でたもの、
玉ねぎのかき揚げ。ワインに含まれる程よい酸味が野菜の甘みと調和して、
スルスルッと身体に入ってきそうです。


メルロとカベルネフランをブレンドした奥野田ロッソは、
色調も淡くあっさりと仕上げたもの。こちらはぜひ寿司ネタとあわせてみてほしい、
という提案でした。特に赤身、青魚など。メルロの鉄っぽさ、フランの青っぽさ、
軽いタンニンが魚の生臭さを消してくれる。なるほど、ワイン単体では
ややインパクトに欠ける気もしますが、赤身の寿司ネタを想像しながら
ワインを口に含むと、うんうん、頷きたくなる美味しさです。

一方で、赤ワインとして力強さを表現したのが2009メルロ&カベルネソーヴィニヨン
2009年は近年でも素晴らしい年で、色付きも糖度も高かったとのこと。
これはもうお肉とともに、樽由来の複雑さもあるので少し焦がしたニュアンスのお料理、
煮込んだドゥミグラスソースなども最適と。


ヒヤケ・グランダネ2009はヒヤケヴィンヤード(日焼けするほど日照量が高いとのこと)
で収穫されたカベルネソーヴィニヨン100%。自らつけた「グランダネ」という名前に
少し照れていましたが、それぐらい素晴らしい年で糖度も高かったそうです。
色調はかなり濃く、やや閉じているものの高いポテンシャルを感じました。
凝縮感は強いのですが粗くはなく、品のいいアフター。

スパークリングワインも各種造っており、すべて独学ですが10年近く造ってきたことで
ノウハウも蓄積し、今ではかなり自信を深めている様子。
「いつでもシャンパーニュに就職できます」と屈託のない笑顔を見せてくれました。

とにかくワインの話、食べ物の話になると熱く、楽しく語ってくださった中村さん。
柔らかい表情の奥に、ワイン造りへの情熱、仕事としての厳しさみたいなものが
感じられました。

よく人からは「ヨーロッパ系ブドウ品種にこだわるならなぜフランスへ行こうと思わなかったの?」
と聞かれるそうですが、中村さんは、「日本で育った野菜には、日本の太陽を浴び、
日本の水で育まれた、ワックスみたいなものをまとっていて、それを日々摂取して
いるから私たちは健康で、日本人らしく、日本という土地で暮らすことができています。
ワインもそれと同じで、ブドウもやはり日本独特のワックスみたいなものをまとっているんです。
その土地でとれた野菜と、その土地で造られたワインをいただくことがどんなに健康的で、
そして贅沢なことか・・。20年以上山梨でワインを造ってきて、いまやっとそのことに
気付いたんですよ」とおっしゃっていました。

地産地消と言葉にするのは簡単ですが、ヒヤケした中村さんの顔を見て、
そして中村さんのワインを飲んで、あらためていろいろと感じることができました。
また違う季節に、山梨を感じに、訪問したいと思います。

パピーユ・ジャポネーズはもちろん、日本橋のワインショップFUJIMARUにも
奥野田ワイナリーのワインがございます。
皆様のご来店、お待ちしております。

Dai Aramaki

 


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