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2011.02.05

広島のセミヨンと新潟のセミヨン

日本で造られている白ワイン用ブドウで真っ先に思い浮かべるのは、
甲州、デラウェア、シャルドネ、ケルナーあたりでしょうか。

しかし、今日ご紹介するのはセミヨン。
そうです、ボルドーで白ワインを造るときに用いられる、あのセミヨンです。
ソーヴィニヨンブランの陰に隠れがちですが、ソーテルヌなどの貴腐ワインでは
むしろ主役の座。世界的に甘口ワイン需要が減るにつれて、退潮気味では
ありますが、やはり偉大な高貴品種のひとつであるといっていいでしょう。


そんなセミヨンでのワイン造りに取り組んでいるのは、
広島の三次ワイナリーと、新潟のカーブドッチ



三次ワイナリーがある広島県三次市は“霧の町”とも言われるほどで、
ソーテルヌの気象条件によく似ていたからセミヨンを植えた、と前に
聞いたことがあります。

しかしこのセミヨンは、じっくりと低温発酵させて、心地よい渋みが
かすかに感じられる、繊細な味わいの辛口タイプ。
どこか吟醸酒を思わせる香りに、懐かしさを覚えます。
山菜の合えものとかお浸しに!

一方、新潟カーブドッチのセミヨンは、柑橘系、ハーブの香りが前面にでた、
控えめな三次ワインとは対照的に、押しの強いタイプ。
日本海が近いのもあるのか、ほんのりと磯の香りを含んだような
ニュアンスもあり、塩気の効いた、ミネラリィな味わい。
ちょっと塩をふった天ぷらとか!

同じセミヨンでも、場所が違い、造る人が違えば、こうも味わいが異なる
ものなんですね。。

ちなみに、三次ワインではセミヨンによる貴腐ワインも造っています。
少しだけ試飲したことがありますが、それはもう極上のデザートワインでした。
いつの日か日本の貴腐ワイン産地の代表格になれれば・・と、
広島出身の僕は楽しみにしています。

Dai Aramaki

 


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