造り手への旅路⑥食べた豚に感動して育て始めた養豚職人 | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユFUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 浅草橋店 スタッフブログ

2019.06.21

造り手への旅路⑥食べた豚に感動して育て始めた養豚職人

山田農場さんを後にして向かった先は小さな豚舎を営むあかり農場さん

 

 

 

現在豚舎には

オス一頭母メス4頭

一回に10数頭産み、年2回くらい出産し

現在70頭くらいを養っている

自分で品種を試し、掛け合わせて追求

この春にも黒、白、ブチ、茶といろんな子が生まれている

 

子豚と父豚

 

 

肥育期間長めに一年くらい

通常養豚の出荷は5~6ヶ月ほど

最初は芋とかかぼちゃだけを与えていたがなかなか大きく育たたず一年かかった

それから無理に太らせずゆっくり待つことにした

思うことは

品種より飼い方が大事

品種に拘っても餌には気を使わない

見た目だけで判断していくのはもういいと決め、味が変わらないことを実証した

餌は季節の草を食べさせたい

今は青草を

よもぎ大好きなんですよこの子達今年は降雨量が少なくよもぎの伸びがイマイチなんだよねーといいながら母メスに与える山田さんこれは豚たちもすごく喜ぶ

 

 

他には近くの稲わら

夏場はトマトきゅうりなど

秋はかぼちゃ芋

地ビールの搾りかす

のらくらさんの搾りかす

などなど、人が口にするものとなんら変わらない、そして美味しいものを食べている

 

 

 

どうして養豚を始められたのですか?と尋ねてみた

美味しいって何か、昔から興味があった

農業全般に関心を示し、前職(共同学舎)にて初めて豚肉食べて感動し養豚を始めたんです

と淡々と語り始めてくれた

地域にあるものでできることを

食べ残したもの、残り廃材で作れる

実際に建物は全てご自分達で近所の廃材にて建てられている

 

 

その土地の味を

ポンレベック村にはポンレベックしかないしみんなそれを食べるし

その気候に適した乳とやり方で作って食べる

無理矢理その気候に合わせて作る必要はないという食文化

自然にあるものを食べてほしい

以前は十勝にいたけど、こちらはお米果物海産物と豊富で魅力、街もあるし

いろんな巡り合わせでこの地、七飯町軍川に移住

 

 

豚舎の下が土である事も大事にしている

豚は掘るのが仕事

汗腺が無いために泥や水に体をつけることで体を冷やす効果もあるという

発酵させたエサを食べさせることで腸内の調子を整え、健康維持にもつながる

糞の臭いも全く気にならないほどで、豚舎の環境は快適そのもの

 

コンクリートにする方が楽なんでしょうがやはり土でないとよく掘ってくれるので何度も梁が危うくなって埋め立ててます(苦笑)

 

 

どれだけ衛生管理を徹底しようと、薬を与えようと病気になる子は病気になる

ただ当たり前のことをしてれば育ってくれる

頂き物で建てて頂き物で育てる

そうやって10年経過

自分の生産したもので感動してほしい

今日も山田さんは豚に向き合う

 

—-

コンクリートにする方が楽なんでしょうがやはり土でないとよく掘ってくれるので何度も梁が危うくなって埋め立ててます(苦笑) 

いちごが食べたい、ヤギのチーズが食べたい

ってことで始めた養山羊と堆肥の循環や苺畑(もはやいちご原っぱ!)

一粒頂いたがみずみずしさと甘さに目を見張った

—-

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Related article

カテゴリ

アーカイブ

▲ TOP

▲ TOP