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with Wine | 清澄白河フジマル醸造所 スタッフブログ

2025.07.27

島之内フジマル醸造所からNew Release Wine!

待望の自社ワインNew Release!

 

 

島之内フジマル醸造所
ロゼ スパークリング2024

 

 

 

原料:デラウェア・キャンベル(山形県産 100%)
内容量:750 ml アルコール分:10%

 

《ワイナリーより》
●果物王国のブドウでチャーミングな泡を
山々に囲まれた盆地を最上川が流れる自然豊かな山形県置賜地区。日射量が豊富で寒暖の差が大きく、成熟期の雨量が少ないため、高い品質のブドウが作られています。 そんな山形県置賜からキャンベルがもらえると聞いたときにまず頭に思い描いたのが、チャーミングだけどキュートすぎないスパークリング。香りがとってもかわいく華やかなキャンベルは、アッサンブラージュによってどんなふうにその魅力を引き立たせるかで、食中酒としてのポテンシャルが変わってくるはず!というところまでイメージしていました。

 

●キュートだけど大人なキャンベル
さて、キャンベル単体だとキュートでポップな香りが強い一方で、ワインとしては軽やかすぎたため、やはり食中酒としての着地点を探すのは難しめでした。それをアッサンブラージュによって食前酒としても食欲を爆上げしつつ、食事とも調和するようなバランスを目指したいと考えた結果、目を付けたのは同じ山形県置賜産の青デラ。ある程度のボリュ
ームをもちながらしっかり酸が感じられるブドウだったので、もともとキャンベル自体が持っているきれいな酸を損なうことなく厚みを出すのにぴったりでした。ブレンド比もいろいろ試した結果、芯にキリっと酸を通すことで飲みごたえを確保しつつ、可愛らしい香りとのギャップでメリハリをつけて「実は大人」な感じに仕上げることができました。

 

●食前からお肉まで万能なスパークリング
トップノートはフランボワーズ、それが口内で気持ち良い酸味と合わさって、梅のニュアンスに変わっていきます。食前酒として食欲を爆上げしてくれるのはもちろん、前菜と合わせても good、ソースを使ったお肉料理や煮込み料理にも合わせやすいはずです。オールマイティなスパークリングの食中酒ができたのではないかなと思っています。

 

《詳細情報》
青デラは全房をメンブレンプレス機で圧搾し、樹脂の開放タンクで 2 週間の自然発酵の後、澱引き時に 10ppmの亜硫酸塩を添加してステンレスタンクで 2週間静置。キャンベルは除梗破砕後、毎日 1-2回のピジャージュを行いながら樹脂の開放タンクで 10日間の自然発酵。搾汁はフリーランとプレスに分けて 3日間の静置の後、フリーランの上澄みのみを青デラとブレンド。
青デラ:キャンベル=55:45 のブレンド比で上白糖とシャンパン酵母 EC1118を添加して撹拌し、瓶詰め。約 8ヶ月の瓶内二次発酵と瓶熟を経てリリース。

 

 

島之内フジマル醸造所
Link 2024

 

 

原料:デラウェア(大阪府産・山形県産)
内容量:750 ml アルコール分:11%

 

《ワイナリーより》
●木桶×ワイン
「Link」は木桶でのワインつくりに挑戦したキュベ。日本で最後の桶屋さん「藤井製桶所」に吉野杉の木桶を作っていただき、2022 ヴィンテージから大阪のデラウェアを醸したのがスタートで、2024 年で 3 ヴィンテージ目となります。
古くから発酵•醸造に用いられてきた木桶。容器としての寿命は長く、また桶つき酵母が大切にされることから、新調のサイクルは 100 年単位と聞きます。現代ではステンレスタンクを用いた醸造が主流となって木桶の需要が減ったことにより、本職の木桶職人は引退していってしまいました。そこで私たちはご縁もあって、ワインの作り手として「ワインと木桶をつなげないだろうか」と木桶発酵に挑戦。
全国 500 軒を超えてなお、新設の続くワイナリーが発酵容器として木桶を選択肢に入れるようになれば、木桶の需要を増やすことに力添えできるのでは無いか、と考えたのです。

 

●デラウェア×木桶
日本人が食卓のブドウとして長きにわたって親しんできたデラウェア。国内ではワイン用ブドウとしてのポテンシャルも認められるようになってきました。一方で、農家の高齢化やシャインマスカットなどの大粒ブドウ人気に圧され、全国の栽培面積は20年前に比べると半分以下にまで減少しています。そんな中でも私たちはワイナリー設立当初からデラウェアを大切にし、毎年扱うのは自社管理畑、大阪の契約農家と山形置賜地区の 2 地域 3 パターンのぶどう。かつてデラウェア生産量 1 位を誇った大阪と、現在首位独走中の山形、どちらも次の世代へとつなげていきたい産地です。未来に残したいデラウェアと木桶文化、この二つをつなげて個性ある美味しいワインを作れそうなことがわかってきたので、今ヴィンテージからは収穫期の異なる全パターンのデラウェアを順番に醸し、木桶をシーズン中に最大限活かすことにしました。

 

●3年目の木桶
木桶には酵母が住み着くといいます。そのせいか、発酵はかなりスムーズに開始し旺盛に進行しました。木桶で醸すと水分の蒸発が早いせいか、味わいは軽やかながらもマウスフィールには少し凝縮感が生まれ、ほのかに塩味を感じる味わいになりました。また、前の2ヴィンテージで感じられた杉の香りや生木のタンニンの影響はありませんが、どこか木を思わせる独特の香りのニュアンスがあります。デラウェアらしい輪郭は残しながらもラブルスカ香はかなり控えめで、酸の伸びと共に果皮・種子由来のタンニンが柔らかくジワッと広がるので、素材の味を活かした繊細なお料理に合わせやすい優しいオレンジワインに仕上がっています。冷やしすぎると香り・味わい共に閉じてしまうため、15℃前後で飲んでいただくのがおすすめです。

 

 

《詳細情報》
8 月上旬に自社畑、8 月下旬に大阪の契約農家、9 月中旬に山形のデラウェアをそれぞれ木桶で自然に醸した後(醸し期間はそれぞれ 12 日間・1 週間・1 週間)、バスケットプレスで搾り、それぞれ 200L のステンレスタンクで 7-8 ヶ月熟成。それら 3 つの木桶発酵ワインと、自社畑の青デラを自然発酵させた白ワインをブレンドしてボトリング。最終的なブレンド比は、自社:大阪農家:山形:青デラ=1:1:1:1です。亜硫酸塩はステンレスタンクへ澱引きしたタイミングで 20ppm、ボトリング直前に 10ppm 添加しています。

 

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