【フランス研修レポート : Day4 ダールエリボ】 | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

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2019.04.05

【フランス研修レポート : Day4 ダールエリボ】

【フランス研修レポート : Day4】

◉3月7日 訪問4軒目

ダール エ リボ

(ローヌ地方クローズ エルミタージュ)

車は南下。南フランスへ。

ローヌ地方のナチュラルワインのパイオニア、ダール・エ・リボを目指す。

…………

「ハジメマシテ😃」

「Enchante」 

(フランス語で「はじめまして」)と、言おうとした先手を取られました。

相手はルネ=ジャン(左)

 

今日訪れたワイナリー、

「ルネ=ジャン ダール・エ・フランソワ=リボ」は、「ダールとリボ」が造っていますよ、の意味。

仏生産者でニホンジンのオンナノコが好き熱度第1、2を争う(自分調べ)のが、今回アテンドしてくれたルネ=ジャンです。

ちょいちょい挟まれてくる日本語と共に、先ずはクローズ エルミタージュの畑。

急斜面はピヨッシュ(鍬)で耕し、緩やかな区画は馬で耕す。

2019年は、冬場の温度が上がり(最高22℃)、葡萄の樹の成長が例年より早いようです。

天候はどうにもならない、とルネ ジャン。

その後、あのゴクゴクと飲める軽快な赤ワインが作られる区画、「セ プランタン」など見学にし、セラーで2018年産の樽熟成中ワインの試飲。 

ここローヌ地方クローズ・エルミタージュ地区は、どちらかと言えば赤ワイン生産地としてのイメージがありますが、実は200年ほど前までは白ワインの生産量の方が圧倒的に多かったそうです。

そして現代、白ワインといえば、多くの収量が望めるマルサンヌ品種が主流。

しかしながら、ルネ=ジャンはマルサンヌ品種より、彼のワイン造りのOriginと言える(父から譲り受けたルーサンヌの畑「レ シャン」でワインを造り始めたのが初め)、ルーサンヌ品種を尊重しています。

マルセル・ラピエール やピエール・オヴェルノワは、化学者ジュール・ショヴェとの出会いにより今のスタイルを築き上げました。

一方で、ルネ=ジャン は15歳の時に死別した父親のワイン造りをそのままなぞり、分からない事は近隣の人(みんなお爺さん)に聞きながらダール・エ・リボのワインを造り上げたので、農薬や化学的なものに頼らない、根っから昔ながらの自然な造りとなりました。

ところで、ダールエリボのワインは、「臭いワイン」と思われている方、いらっしゃるのではないでしょうか。

正直、私も以前はそのイメージで、確かにその時代はあったようです🤭

そこから、発酵槽を新調し、熟成庫の床をコンクリート化するなど、何かを「投与」するではなく、ワインの汚染に繋がるネガティブ要素を「除去」し、環境の改善を重ねました。

今はとてもクリーンな味わいに仕上がっています!

今回訪れた「ナチュラルワインの源流となった」4生産者、皆の造るワインは、決して「自然まかせ」では無い。

多くの影響を与える天候・気候に打ち勝つ免疫力を持った葡萄の栽培。

その年の育成度合いに見合った時期の収穫。

リスクを持ちながらも、ワインの個性が表せるよう使用される自然酵母。

ネガティブな状態に傾かないよう、計算し観察し日々調整される発酵・熟成……

それらを、化学的なものに頼るのではなく、彼ら自身の手で慈しみながら形成されていくのが、彼らの造る「自然」なワインです。

来日時にお会いする生産者さんは、やっぱりチョットソワソワ旅行者気分。

でも自国のワイナリーでは、優しいお顔の下の鋭い眼光。常に神経を張り巡らせている雰囲気。そのお顔を拝見できたのも、今訪仏の収穫です。

自然なワインは、造り手の顔が出ますから。

当店内のワインショップには、

「酸化防止剤入ってないワイン」や、「オーガニックワイン」ください、とご来店のお客様方がいらっしゃいます。

でも、ワイン造りは、点ではなく、線。

そんなワインをお求めのお客様、何を求められているのか、少しゆっくりお話をお伺いさせてくださいね。

今回各地でナチュラルワインを愛するワインバー・ビストロ・レストランを訪問しました。

「ナチュラルワインを出すお店」と謳っていなくとも、「美味しいワインと料理」を目指す人々で店内は溢れ、そのスタイルのワインは日常に溶け込んでいるようです。

私たちもいつか日本で、強いては楠葉の街で、そのスタイルのワインが「○○ワイン」と特別視されないよう、ご紹介していきたいと思います。

 

長くなりましたが、

生産者の絶大な信頼を得ているエノ・コネクションの伊藤さんとスタッフの皆様。

忘年会の私の一言から、生涯2度とない研修を企画くださった当社、藤丸社長(次回はイタリアで!)。

長い休みに協力くださったスタッフ全員に再度お礼します。

ありがとうございました。

 


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