フランス研修レポート 1軒目☆フィリップ パカレ☆ | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

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2019.03.10

フランス研修レポート 1軒目☆フィリップ パカレ☆

こんにちは。店長のスガヤです。
 
『今のナチュラルワインの源流になった生産者に会う』がテーマのフランス研修より、先ほど帰国しました。
 
実は、旅の初っぱなからやらかしまして…タイムリーな報告が出来なかったことを残念に思います…。
 
さて、振り返って現地のレポートです。
先ず今回、旅をオーガナイズしてくださったのは、生産者と日本のみならず世界を繋ぐ「エノコネクション」の伊藤社長
(詳しくはこちらのコラムにて http://r-tsushin.com/people/innovator/fujimaru_tomofumi13.html)。
彼もまた、生産者では無い側からのナチュラルワインの源流のお一人です。
 

◉3月5日 訪問1軒目
フィリップ パカレ
(ブルゴーニュ地方ボーヌ)

写真の説明はありません。

彼とは5年ほど前、東京でセミナーを受けた時以来の対面。

ワイナリーへ入って直ぐの部屋では、ワインの栓詰め真っ最中(コルナス2017年)。
春休み中のご子息も作業を手伝います。

使用しているコルクは、スペイン・カタルーニャ産。最上級のコルクですが、更に一つ一つ目検し、良くないものを選別していくのが、印象的。コルク材を栓に使用するにあたり、どうしても出てくるリスク、ブショネ。それが頻発するしないの分かれ目はこういうところからのようです。

カーヴへ移り、2018年(最新の収穫年)産の、村名から希少なグランクリュまでを赤白、樽から試飲させていただきました。

•2018年は、『暑く光のあった年』
ブルゴーニュにおいて先ず重要視されるのは、『テロワール(区画ごとの土壌や気候)』ですが、それに加えて出来の運命を分けるのが、その年の天候。

温暖な気候で果実味の上がった2015年が近年のグレードヴィンテージと言われていますが、2018年は、更に加えて光(日照)のあった年。
この光が葡萄に酸を与え、果実味を引き締めます。

樽熟成時の今でも美味しいのですが、まだまだゆっくり熟成させたい!という期待感が膨らみました。

•梅香るワイン
パカレのワインに一環としてある、「梅出汁の香り」はどこからきているのでしょう。
それは、全房発酵からでは、とのことでした。
葡萄の実だけでなく、茎も一緒に発酵させる全房発酵。
茎が不要なタンニンや色素、雑味を吸い取ってくれ、味や香りに複雑味を与えると、長所が多い代わりに、高度な醸造技術を問われる方法ですが、パカレは全てのキュヴェにおいて全房発酵を施しています。

•ナチュラルワイン?
ワイン造りには、「天」「地」に加え、「人」も重要と話します。
ワインは、ナチュラル(人為的介入をしない)である事が目的、では無く、
微生物の動きを細かく観察し、化学的に分析し、それを自然の力で健康なワインへとコントロールしていく。
それが彼の「ナチュラル」なワインの考え。
そして、残念ながらうまくいかなかったワインは、世に出さない。
ナチュラルだから、ちょっと〜なんだ、という言い訳をしないのがパカレたる品質。

さて、カーヴを出たら、ランチへ。
未だにラブラブなブラジル人の奥様、モニカもご同席くださいました。

その後は、畑へ移動し、ポマールと、コルトン・ブレッサンを見学。

パカレのワインが造られる畑、計20ヘクタールの内、12ヘクタールは信頼する契約農家さんとブルゴーニュの栽培専門グループに委託。
残り8ヘクタールは自分で栽培も手がけます。
ふかふかの土が健康を物語っていて気持ちがいい。

「自然派の父・マルセル ラピエールの甥であり、かのロマネ・コンティの醸造責任者の座を断り自身の信念を貫くべく独立した人物」
という、あまりにも有名な彼の紹介文。

ただ、もうその過去の枠に彼を収めるのはナンセンス。
ブルゴーニュを代表する生産者に成り得ながら、自分の造りに確信はないと日々改善を進め、未来しか見ていない真っ直ぐな思想を感じました

 
写真の説明はありません。
 
 
 

 


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