with Wine | フジマル醸造所 京阪くずは店 スタッフブログ
2015.01.25
英男さんからのお届け物
くずはのシェフ、竹内 賢太郎はもうみなさんよくご存知かと思います。
料理をこの上なく愛する男でございます。
そんな彼のお父様。名前は 竹内 英男さん
英男さんは、福井の敦賀で農業を営まれております。
そのお野菜たちが私たちのお店で提供されることもしばしば・・・です。
冬は、というと。
ハンターになります。
鹿や猪を罠で捕まえてそれを食す。
都会で生活する私達には想像すら難しいことですね。
なんとか、くずは店がオープンして半年経ちました。
少しずつ、竹内君の得意とするフレンチの手法を取り入れたメニューを増やしています。
まず、フランスの地方料理からスタートして今はジビエ料理を。
昨日、竹内シェフが
「うちの英男さんがいい仕事してくれましたよ」
と、にやにや。
またまた前置きが長くなりました。。。
今日、発泡スチロールの箱に納められて送られてきたものは!
瓜坊ちゃんです!!
瓜坊とは、イノシシの子供の事です。
「瓜ーウリー」とは植物の瓜の事で、イノシシの幼少期に付いている縞模様の体毛とその楕円形の体型が瓜に似ている事からそう呼ばれます。授乳期を過ぎると自然と消えていくそうです。
インターネットで画像を見るととってもCute!
(だから見ないで下さいね。)
猪は独特な肉質で強い野生味を帯びた味わいと旨味溢れる赤身を持っています。ですが、ウリ坊はお母さんのミルクしかのんでないので野性味というより柔らかな旨味のある肉質に甘い脂、というのが白石の知るウリ坊です。
とりあえず、今日は部位ごとに分けて保存、というところで終了。
お楽しみは明日。
「スペアリブにしよーよ」
「ちょっとだけ塩胡椒で焼いてみようよ」
完全にスルーです。
彼の頭の中では色んな調理法が巡っているんだと思います。
またまた乞うご期待ですね。
父が獲り、息子が料理する。
素敵です。
息子のステージの為に父が仕込む。
一つのストーリーがそこに生まれますね。
みんなで、竹内家に、行きたいなあ。
ウリ坊を捌く、竹内シェフの嬉しそうな顔。
一つの一つの食材、お皿、そしてワイン。
常にストーリーを思い描きながらお客様にお勧めできる事。そして、お客様からの「美味しかった」…
お店は、ステージだと思うのです。
スタッフ全員のステージ。
観客としてのお客様のステージ。
どうぞ、私達のステージをご覧になってください。
キャスト一同お待ちしております♫
白石 アカネ
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